++English七転八倒++

「これって英語でどう言うの?」な毎日の備忘録

2020-01-01から1年間の記事一覧

小説:Mrs.Everything

by Jennifer Weiner

愛すべき不器用過ぎるエレノア!!小説: Eleanor Oliphant is completely fine

by Gail Honeyman 主人公のエレノアは不器用で少し神経質なオフィスワーカー。同僚との会話にも積極的には参加せず、金曜の夜の冷凍ピザと週末に飲むウォッカ、そして水曜日の夜の母との電話というルーティンをただただ繰り返して生活しています、ある日、道…

表現:Goldilocks

Goldilocksというのは、日本でもよく読まれている、3匹の熊と女の子のお話です。これは「Goldilocks and the three bears」というタイトルでほぼ全ての子供が読んでもらったことのあるお話だと思います。ある日一人で森を散歩していたゴールディロックスと…

アメリカの世代間と人種間のギャップを感じる小説:Such a Fun Age

by Kiley Reidフィラデルフィアのアッパミドルクラスの家でベビーシッターをしている20代半ばのEmiraとその雇い主であるその家の母親Alixと、Alixの高校時代のボーイフレンドで今はEmiraと付き合っているKelleyが繰り広げる腹の探り合いのような物語。 人種…

表現:You can't be too careful.

意味としては気をつけたほうがいいよ。で、ニュアンスとしては気をつけるに越したことはない。という感じでしょうか。 You shoud be careful. よりもナチュラルに聞こえます。 ちょうど今読んでいるEleanor Oliphant is completely fine. (by Gail Honeyman…

Estate sale

今週の金曜日、ボストンでは初雪が降りました。 これが10月としては15年来の記録的な雪だったらしく、午前中で実に10センチくらい積もりました。子供たちが初めて作ったJack-o'-Lanternも雪の中でなかなかの趣きを放っていました。 そしてハロウィン当日の朝…

戦禍でのこの主人公たちの生き方を完全に今の自分が消化するのは難しい。小説:Nightingale

by Kristin Hannah 第二次世界大戦下でそれぞれの信じる方向でひたむきに生きる姉妹のお話。アラスカで育つ少女の話、The Great Aloneはこの小説の後に書かれたものです。 english7ten8tto.hatenablog.com コロナで子供たちの学校が今年の3月半ばに急遽休校…

Nancy Drew シリーズ

Nancy Drewシリーズは1930年にスタートし、その後、社会状況や常識の変化により書き直されて再出版されています。私も小学生の頃に学校の図書館にあった翻訳版を何冊か読みました。表紙の絵が怖くてなかなか手に取りづらかったけど読んでみたら面白かった記…

閉鎖された空間に生きると思考も閉塞がちになるのか 小説:The Great Alone

by Krintin Hannah ベトナム戦争から帰還してから人格が変わってしまった父と献身的に支える母と一緒にアラスカの未開の地へ引っ越した女の子がたくましく生きていくお話。 物語は1974年からスタートします。オルブライト一家。精神的に不安定な父と機嫌を損…

表現:I can't thank you enough!

軽いThanks! みたいなものを含めると、ほぼ毎日のように誰かに何らかのお礼って言ってるんですが、本当にありがたい時の気持ちの伝え方って、いつもこれで十分かなぁと思いながら言っている気がします。 私がよく使うのが I really appreciate it! でももう…

ただただドキドキして息をひそめて読み進める小説:The Witches

by Roald Dahl 恐ろしい魔女を探し出す秘密の仕事をしていたおばあさんは時々、孫に魔女の恐ろしさを話して聞かせていました。おばあさんとその孫が休暇で海辺の街に滞在してる時、その孫はひょんなことから魔女たちの大きな会議の様子を目撃してしまいます…

正直で優しい子供の夢はきっと叶うタイプの小説:Charlie and the Chocolate Factory

by Roald Dahl 謎に満ち溢れたWilly Wonkaの有名なチョコレート工場がとうとう再オープン!ラッキーな5人の子供たちだけがその中を見学できます。 Augustus Gloop、とにかく甘やかされて育ったわがままなVeruca Salt、四六時中ガムばかり食べているViolet Be…

アッパーミドルの不遜さを感じる小説:Little fires everywhere

by Celeste Ng オハイオ州にあるシェーカーズハイツという街を中心として、4人のティーネイジャーを持つ裕福なリチャードソン一家と、この一家の持っている賃貸用の住宅の2階に住人として引っ越してきたアーティストのミアとその娘パールとの微妙な人間関係…

表現: know better than to do

これは本を読んでいると意外とよく出てくる表現ですが、 ○○しない方がいいと分かっている、 例えば、"The war that saved my life" の中で english7ten8tto.hatenablog.com 意地悪なお母さんに窓から外を見るな、と言われた主人公のエイダはついつい窓からち…

表現:It's not my cup of tea.

なんだか最近もう肌寒くなってきて早くも冬のことを考え始めてしまいました。クリスマスシーズンはまだまだですが、クリスマスのときに観るもの、として代表的なのがくるみ割り人形のバレエです。 ということで、我が家は毎年ではありませんが、冬にはボスト…

表現:hang out

最初にこの言葉に「?」と思ったのは、何かのイベントの際に子供の友達のお母さんから、 Are they hanging out outside? と聞かれた時でした。私の頭に浮かんだのは、子供たちが外の公園で何かにぶら下がっているか吊り下げられているイメージです。残念なが…

表現:equity

私の子供たちの学校やコミュニティでは「 equity」という言葉が頻繁に話題に挙がります。 私はこの「 equity」という言葉を今まで「 brand equity」という言葉でしか日本で使ったことがありませんでした。ブランドエクィティ、はそのブランドが持っている価…

表現:page-turner

私が参加しているBook Clubの会話の中でもよく出てきます。 This book was a real page-turner. I really enjoyed it. 読み出したら止まらないくらい面白い本の時に使われています。なるほどそういう風に表現するんだーと思い、私もそれから使っております。…

表現:check in

ホテルで使うcheck in,check outは日本語でも既に普通になっていると思います。 でも図書館で本を返す時も同じ言葉が使えます。本を返すときはcheck in、本が図書館にチェックインするイメージで覚えました。なので、借りるときはcheck out。なので、本を借…

子供らしさの中の成長:Llama llamaシリーズ

我が家の子供たちは5歳前には一切英語に接していなかったので、この本を読む機会はありませんでした。が、図書館に行くと、小さなお子さんを持つ親がこのラマラマシリーズをチェックアウトしているのをよく見かけます。 例えば、このLlama llama time to sha…

親子っていいね:Emma Doddの本

イギリスの作家の絵本です。彼女の絵本はとにかく出てくる動物の親子の表情が優しくて、素敵です。 子供の幸せを願う親の気持ちがとてもストレートに描かれていて、子供が大きくなるにつれて、時にガミガミ言ったりしている私はもはやこんな風にシンプルに愛…

小説:Spy School British Invasion

by Stuart Gibbs シリーズ6作目、「Spy School Goes South」でメキシコに行ったベン・リプリーたち、今度のシリーズの7作目はなんとMI6とのコラボレーションでイギリスへ。うちの息子はこの作品が一番のお気に入りのようで、本当に何度も何度もオーディオブ…

小説:Spy School British Invasion

by Stuart GIbbs これはオーディーブックで聴くのがおすすめのお話です。Gibson Frazierという俳優でライターの方(全く知りませんでしたが・・・)がシリーズ全てのオーディーブックのナレーションをされていますが、時にユーモアもあって、はらはらドキド…

異常な状況が教えてくれる本当に大切なこと 小説:The war that saved my life

by Kimberly Brubaker Bradley 主人公のエイダは10歳でお母さんと弟のジェイミーと一緒にロンドンの1ベッドルームのアパートに住んでいますが、生まれつき足が悪いという理由でお母さんにずーっと家の中に閉じ込められてこき使われています。 我が家は子供…

自家製キムチとキュウリのQちゃん

今週のお題「ごはんのお供」 ボストンで暮らし始めて数年経ったものの、いつも定期的に日本に帰っていたのであまり食材に困ることはありませんでした。でも今年は状況が全く変わってしまい、日本に帰れなかったが故に、普段ならそこまで欲しくなかったものが…

箱としての家は心が帰るべき場所になり得るか 小説:The Dutch House

by Ann Patchett舞台の始まりはペンシルベニアの古い豪邸「The Dutch House」主人公のお父さんが投機的な不動産ビジネスで成功し、初めて家族のために買った家が緩やかにそして決定的に家族を崩壊へと導いていきます。表紙の絵は、語り手のお姉さんの肖像な…

ありがちかもだけど多様性の中で学ぶことを教えてくれる小説:Bloomability

by Sharon Creech 1999年に初版が出た、この著者の中では古い作品です。我が家では家族でスキーに行く道中の車の中でオーディオブックで聴きました。 家族の都合でアメリカ国内を転々とし、自分の住む街の定まらない主人公ドミニカ(デニー)はひょんなこと…

素直じゃなくても大丈夫。リスは分かってくれる、という小説:Flora & Ulysses

by Kate DiCamillo 離婚した両親と、少し斜に構えた皮肉屋の一人娘フローラ。お母さんは娘のフローラのことをNatural-born cynic と言います。そしてこのままなら何の化学反応も怒らなさそうなこの3人の家族の中に、隣の家の庭で最新鋭の掃除機に吸い込まれ…

不幸で優しい男の子の夢はいつもだいたい叶う。小説:The Magician's Elephant

by Kate Dicamillo 不思議な不思議なお話です。私たちは子供たちの学校の行き帰りに車の中でオーディオブックで聴きました。ナレーションの声のトーンも不思議感を増幅してくれて、とっても楽しめました。 孤独な孤児のピーター・オーギュスタス・デュシャン…

チャーミングな熊の家族 絵本:The Berenstain Bears シリーズ

クマの家族のちょっとおかしな毎日のお話。日々の生活を英語で表現するとこんな風になるのか、という発見もあって親にとっても学びの多い本でした。シリーズでものすごくたくさんのお話があるので興味のあるテーマを当時は色々選んで読んでいました。 そうい…