++English七転八倒++

「これって英語でどう言うの?」な毎日の備忘録

表現:Goldilocks

Goldilocksというのは、日本でもよく読まれている、3匹の熊と女の子のお話です。これは「Goldilocks and the three bears」というタイトルでほぼ全ての子供が読んでもらったことのあるお話だと思います。ある日一人で森を散歩していたゴールディロックスという女の子が3匹の熊の住むお家にお邪魔します。熊の家族はちょうど出かけていて家には誰もいません。

彼女はダイニングに入って、3人分用意してあったおかゆを食べようとして、まずは一つ目のボウルに手をつけます。しかしThis porridge is too hot. と言って次のボウルを試します。でも今度は This porridge is too cold. そして最後に残った子熊用のボウルの中のおかゆを試すと、 Ahh, this porridge is just right.  と言って、やっとみつけた自分にちょうどいいおかゆを全部食べてしまいます。こんな風に家の中を探検し、最後にベッドルームに入り、3つのベッドを順番に試してみて、too hardでもtoo softでもなくjust rightな子熊のベッドに潜り込んで寝てしまいます。このお話は帰って来た熊の家族に見つかったゴールディロックスが驚いてごめんなさいも言わずに慌てて逃げ出してあっけなく終わります。

このみんなが知っている子供のお話は、しばしば大人の会話の中にもGoldilocks Strategy、とかGoldilocks Principle、という形で自分にとってちょうどいいものを見つけることが大切だ、ということを伝える際に使われます。

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本の中でも、例えば「Eleanor Oliphant is completely fine」では、主人公のエレノアがその日の晩のコンサートに着て行くための服を急いで探さないといけなくて、店員さんを探している時にこんな風に出て来ます。

The shop floor was vast, and I decided to request assistance. The first woman I saw was matronly, and did not seem well placed to dispense fashion advice. The second was in her late teens or early twenties, and therefore too callow to advise me. The third, in the manner of Goldilocks, was just right—around my age, well groomed, sensible-looking. I approached with caution.

 

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