私の街のBook Club から
by Fredrik Backman 舞台はストックホルムの郊外。人生に絶望した人が銀行強盗をやらかすのですが、その銀行はキャッシュレス銀行で犯人は何も取れないまま、向かいのビルに逃げ込みます。逃げ込んだビルの中では大晦日にもかかわらず、不動産屋さんによるア…
by Gail Honeyman 主人公のエレノアは不器用で少し神経質なオフィスワーカー。同僚との会話にも積極的には参加せず、金曜の夜の冷凍ピザと週末に飲むウォッカ、そして水曜日の夜の母との電話というルーティンをただただ繰り返して生活しています、ある日、道…
by Kiley Reidフィラデルフィアのアッパミドルクラスの家でベビーシッターをしている20代半ばのEmiraとその雇い主であるその家の母親Alixと、Alixの高校時代のボーイフレンドで今はEmiraと付き合っているKelleyが繰り広げる腹の探り合いのような物語。 人種…
by Kristin Hannah 第二次世界大戦下でそれぞれの信じる方向でひたむきに生きる姉妹のお話。アラスカで育つ少女の話、The Great Aloneはこの小説の後に書かれたものです。 english7ten8tto.hatenablog.com コロナで子供たちの学校が今年の3月半ばに急遽休校…
by Krintin Hannah ベトナム戦争から帰還してから人格が変わってしまった父と献身的に支える母と一緒にアラスカの未開の地へ引っ越した女の子がたくましく生きていくお話。 物語は1974年からスタートします。オルブライト一家。精神的に不安定な父と機嫌を損…
私が参加しているBook Clubの会話の中でもよく出てきます。 This book was a real page-turner. I really enjoyed it. 読み出したら止まらないくらい面白い本の時に使われています。なるほどそういう風に表現するんだーと思い、私もそれから使っております。…
by Ann Patchett舞台の始まりはペンシルベニアの古い豪邸「The Dutch House」主人公のお父さんが投機的な不動産ビジネスで成功し、初めて家族のために買った家が緩やかにそして決定的に家族を崩壊へと導いていきます。表紙の絵は、語り手のお姉さんの肖像な…
by Colson Whitehead 'The Undeground Railroad'で2017年にピューリッツァー賞をとった著者が、(そして本作品で2020年にピューリッツァー賞を獲得しています)1900年から2011年までフロリダに実在したThe Dozier Schoolというリフォームスクールを舞台とし…
by Delia Owens 私が参加させてもらっているブッククラブでこの本がテーマに上がったのはおそらく1年前くらいなのですが、その時は全く読破できず、今回のコロナ による自宅軟禁生活になってようやく読めた一作。2019年中、ずっとベストセラーリストの上位に…
by Tara Westover アイダホ州の山間の小さな街で狂信的(と表現していいのかな)モルモン教の両親のもとに生まれた著者が、封建的な父によって閉ざされた世界の中で生きることを余儀なくされながらも、親の宗教観や家族観などの呪縛から逃れて最終的にはイギ…
by Elizabeth Strout "Olive Kitteridge"(上記右)の続編。メーン州の小さな街を舞台にした、正直者でどこにでも首を突っ込んでいくオリーブ・キタレッジという女性の周りで起こる小さな物語の数々。ミステリーでもサスペンスでもありません。NHKの深夜に30…