++English七転八倒++

「これって英語でどう言うの?」な毎日の備忘録

Nancy Drew シリーズ

Nancy Drewシリーズは1930年にスタートし、その後、社会状況や常識の変化により書き直されて再出版されています。私も小学生の頃に学校の図書館にあった翻訳版を何冊か読みました。表紙の絵が怖くてなかなか手に取りづらかったけど読んでみたら面白かった記憶があります。子供が読んでいたので改めて2冊読んでみました。今回私が読んだのは再出版の方で、オリジナル版を読んだ人は大抵「オリジナルの方が断然面白い」と評価しています。日本語も同じでしょうが、昔の表現は言葉や人物設定が差別的な部分などがあって今の社会で出版するのは不適切な部分があるので致し方ないのでしょうね。。。

 

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The Hidden Staircase

これはシリーズの2作目でオリジナルは1930年です。事件はナンシーが友達のヘレンから、叔母のローズマリーについてこんな相談を受けることから始まります。(再出版バージョンより)

You've heard me speak of my Aunt Rosemary. Since becoming a widow, she has lived with her mother at Twin Elms, the old family mansion out in Cliffwood. Well I sent to see them yesterday. They said that many strange, mysterious things have been happening there recently. I told them how good you are at solving mystries, and they'd like to come out to Twin Elms and help them.

文章は全体的に日本人の私にもとっても分かりやすく、英語の勉強をしている人にとっても大変読みやすいお話だと思います。例えば上記下線部分のように教科書で習うような文体がたくさん出てきます。

 

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The Mystery at Lilac Inn

こちらはシリーズ4作目。これは確実に子供の頃に読んだと思います。上記の表紙の絵とは違うんですがとにかく表紙の絵が不気味だったのを覚えています。

こちらの事件の始まりはこんな感じです

ナンシーと友達のヘレンは、自宅のあるRive Heights(イリノイ州)からカヌーでとある場所に向かっている途中、花壇の草むしりをしている友人に会います。その友人は別の友達から30分前に電話がかかってきて、街中でナンシーと話した、と言います。

"My friend Phyl told me on the phone just half an hour ago that she had talk with you."

二人は首を傾げながら、そんなはずないのにね、似たような人がいるのかな、と言いながらナンシーはこう返事をします。

"To visit overnight with Emily Willoughby and her aunt at Lilac Inn. They're family friends. Emily and her fiance-we've never met him- have bought the inn, and Em tells me, plan to run it full time."

でも、二人がこのライラック荘に到着すると、不穏な事件が色々と起こってきます。

このお話の中では現在完了形、過去完了形、がとても明確に使われていて分かりやすいです。