++English七転八倒++

「これって英語でどう言うの?」な毎日の備忘録

絵本:Dr.Seusの本

こちらに引っ越して来た時、子供達はまだ就学前。その時によく読んでいたのがDr.Seus(1904-1991)。この方、実はマサチューセッツ州スプリングフィールドの出身ということを最近知りまして、少し身近に感じてしまいました。ちなみにスプリングフィールドは銃器メーカーのスミス&ウェッソンの本社がある町です。車でマスパイクを西に走っていると山間部に突然結構な街が現れて意外に思って検索して知りました。

この人の本は韻を踏んだ文章が多く、英語が外国語の親にとってはなかなか馴染みにくいところもありますが、昔からアメリカの子供達の必読書のようです。

 ザックエフロンの出ている映画 The Lucky One(2012)の中で、ザックが哲学が好きなんだよね、と言うと相手の女性にじゃぁ、哲学者の言葉を何か言ってみて!と言われて、Dr.Seusの文章を引用するシーンがありました。

Beth: Give us a quote of your favorite philosopher.
Logan: “Sometimes the questions are complicated and the answers are simple.”
Beth: Don’t tell me. Voltaire? It’s Voltaire, isn’t it?
Logan: It’s Dr. Seuss.

 

彼の描いた子供の本で一番有名なのは"The Cat In The Hat"でしょうか。お留守番をしている子供達の家に変な猫がやって来て不思議な騒ぎを起こして・・というお話。

 

でも、このお話は少し不思議すぎて、当時の私には「これって英語の知識がゼロのうちの子供達にとっては混乱するだけなのでは。」と思ったものでした。内容はこんな感じ。The Cat In The Hatの持ち込んだ箱の中から出て来たThing One とThing Twoという二人のちびっこが家の中をうろちょろするんですが、「そんな奴は家から追い出しなさい!」と警告しているのが水槽の中の金魚です。改めて見ると面白い気もしますね・・

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結果的に最初に読んでみて良かったのはこちらでした。

 

 魚をキーにして数や色や形や性格など、普通に子供も大人も最初に使えるワードが色々出て来ます。途中でやはり韻を踏むことを優先しているようなページも出て来ますが、初めが入りやすかったこともあり、なんとなく最後まで楽しめます。

私の好きなページはここです。

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Not one of them is like another. Don't ask us why. Go ask your mother. 

お気付きの通り、途中から魚は関係なくなります。 子供たちは二人とも本の中のいくつかのフレーズを何度も繰り返したりして言葉のリズムを楽しんでいたりしました。